PHP
PHPでウェブサイトを作る方法(手順)
HTMLファイルではなく、PHPファイルでウェブサイトを作る方法をご紹介します。レンタルサーバーであればPHPが動くので環境構築は不要ですが、事前にローカル環境でテストするには、環境構築から行う必要があります。ここでは必要最小限の手順に絞ってご紹介しますので、簡単にまず試すところまで到達できると思います。
PHPでウェブサイトを作るメリット
PHPは、他のファイルを読み込むことができます。それにより、headerやfooterなど各画面に共通して存在するパーツは1つだけファイルを用意し、それを読み込むだけで済むようになります。
もちろん、PHPを使うメリットはこれだけではなく、データベースとの連携など、HTMLと比べるとPHPでないとできないことはたくさんありますが、「ウェブサイト」をHTMLではなくPHPで作ることのメリットとしては上記がまず挙げられます。
なお、現在多くのウェブサイトはWordPressで作られています。WordPressは、HTMLファイルではなくPHPファイルが使われていますが、ここで紹介するのは、WordPressを使わないケースです。
手順
XAMPPをインストールする
XAMPPというのは、PHPを動かすための環境を構築してくれるソフトウェアです。
XAMPPのダウンロードページから、ご自分の環境に合ったものを選択してダウンロード、インストールしてください。設定は全てデフォルトのままで大丈夫です。
PHPのパスを通す
XAMPPをインストールした場所にphp.exe
ファイルがあるので、そのパスを通すということをします。Windowsでデフォルトのままインストールしている場合は、C:\xampp\php
にあるはずです。
Windowsの場合、左下の検索窓に「システムの詳細設定」と入力して「システムの詳細設定の表示」を選択、「詳細設定」タブの中の「環境変数」のボタンを押します。
そうすると出てくる変数の中で「Path」を選択し、「編集」を押します。出てきたウインドウに次のようにphp.exe
ファイルの場所を追加します。
ローカルサーバーを立てる
Windowsの場合、左下の検索窓にcmdと入力してコマンドプロンプトを立ち上げます。php -v
と入力して、パスが通っているか確認します。
確認出来たら、ウェブサイトのトップページとなるindex.php
ファイルを格納している場所に移ります。
階層の移り方は調べれば色々出てくると思いますが、cd xxx
と打てば、現在いる階層の一つ下のxxxというフォルダを指定、cd ..
と打てば現在いる階層の一つ上の階層に移動します。
index.phpファイルが格納されている場所に移った状態でphp -S localhost:8000
と打つと、そこにローカルサーバーが立ち上がります。
ブラウザでhttp://localhost:8000/にアクセスすると、index.phpが表示されます。
レンタルサーバーにファイルをアップする
エックスサーバーなどのレンタルサーバーは基本的にPHPが動くようになっているはずなので、xamppのような環境構築のための手順は不要です。ローカルでテストしたファイルをそのまま移せば、同様に表示されるはずです。
index.phpの記載内容
最上位階層に置かれるindex.php
ファイルがトップページとなります。
index.php
ファイルには、他のファイルを読み込む記述をします。
イメージとしては次のような形です。この記述は、同じ階層に置かれたheader.php
、main.php
、footer.php
をそれぞれ読み込みにいく内容になっています。他のぺージのファイルからも、これらファイルを読み込みにいけば良いわけです。
<?php
require_once(__DIR__.'/header.php');
require_once(__DIR__.'/main.php');
require_once(__DIR__.'/footer.php');
?>
まとめ
うまくいきましたか?phpでウェブサイトを作ると、header、footerなどの記載を1つのファイルだけにしてそれを読み込むことができるので、非常に便利です。ぜひ進めてみてください。