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SEO対策で知っておきたいGoogleハネムーンとは?

新規にサイトを立ち上げた時に一時的に本来のGoogleの基準よりも検索順位が上がることがあります。このことをGoogleハネムーンと呼びます。

SEO担当者であれば知っておいた方が良いと言えるこの事象について詳しく解説します。

Googleハネムーンとは

Googleハネムーンとは、新規にウェブサイトを立ち上げた時に、Googleにインデックス登録されてから一定期間、検索順位が通常よりも高い状態になる現象を指します。サイトだけでなく、ページ単位でもGoogleハネムーンが見られることがあります。

この現象はGoogleの社員が認める発言をしています。

Q:一度に大量のコンテンツを公開すると検索からのアクセスが一気に伸びるが、しばらくすると今度は急降下することを経験している。新規公開したコンテンツは本来よりも高く評価されるように見えるのだがどうなのか?

A:そういう仕組みが確かに存在する。ユーザーがそのコンテンツに興味を持つか確かめるためだ。

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Googleハネムーンは必ず生じるわけではなく、発生することの方が珍しいです。どういう場合に生じるかは明らかになってませんが、最初からコンテンツの量が多いサイトだと生じやすい傾向があります。

Googleハネムーンが生じる理由

GoogleハネムーンをGoogleが生じさせている理由は、上記の回答からも分かるように、良質なコンテンツかどうかの検証です。

検索上位に表示されれば、そのページはアクセスが得られます。良質なコンテンツで検索意図に合致していれば、アクセス後にもじっくりとその記事を読みますし、良質なコンテンツでなければすぐに離脱されてしまいます。

大量のコンテンツが含まれるサイトがいきなり登場したときに、そのサイトのコンテンツが良質であるかどうかを見極める、という狙いが一つには考えられます。

新規に立ち上げたウェブサイトへの期待感がGoogleハネムーンの一因とも言われています。新たなウェブサイトは未知数で、多くの新しい情報を提供する可能性があると考えられるため、Googleはそれらのウェブサイトを積極的に評価しようとするのではないかということです。

また、ランダムにこのような実験を実施することで、良質なコンテンツとはどのようなコンテンツであるかの分析を行っている可能性も考えられます。

基本的にはドメインパワーが強いサイトの方が検索順位が高くなるため、このような実験を行わない限り、ドメインパワーの強いサイトのコンテンツ内でしか良質なコンテンツかどうかの検証ができないということがあるためです。

Googleハネムーンの動向

Googleハネムーンの動向を理解することは、SEO対策を行う上で非常に重要です。特にサイトの順位が急上昇したり、逆に急落したりする現象がしばしば見受けられるため、これを理解しておかないとSEO対策がうまくいかない可能性があります。

Googleハネムーンの期間

ハネムーン期間の長さは一概には言えませんが、概ね数週間から数ヶ月とされています。その期間はウェブサイトの内容や品質、更新頻度などに左右されます。

Googleハネムーン終了の判断

Googleハネムーンの期間が終了し、通常の検索順位に移行したかどうかは、特定のキーワードにおける順位を計測しておくことで、その順位が一気に落ち込むかどうかで判断できます。検索順位の計測を行ってない場合は、検索流入が一気に減少することで気付くこともあるでしょう。

Googleハネムーンの活用

運よくGoogleハネムーンに遭遇したら、上位表示されている期間は限られていますが、サイトが見られやすい有利な状況になっています。この間に良質なコンテンツを提供し続けることで、ユーザーからの高い評価を集められれば、その結果、Googleの再評価による順位の低下を防げる可能性があります。

Googleハネムーンが終了したら

Googleハネムーン期間が終了したら、一気に順位が下がるのでがっかりされる方が多いことでしょう。しかしそれが通常の状態なので、コツコツとSEO対策を続けることで、その後また順位は上がっていきます。

エイジングフィルター

一般的には、Googleハネムーンとは逆に、インデックスされたばかりのサイトは評価されづらい状態にあります。このことをエイジングフィルターとSEO業界では呼びます。

このことについてのGoogleの言及は知られていませんが、多くのサイトを手がけてきた私からすれば明らかな現象です。

その間もコツコツと質の高いコンテンツを投入していくことが大切です。

結局、どのような場合も質の良いベースを作り上げた後にやることはそれに尽きると言えます。

まとめ

Googleハネムーンのことを知らないと、せっかくのチャンスを逃す可能性もありますし、Googleハネムーン終了後にがっかりしてしまうことでしょう。この記事により、今後の良い備えになったなら幸いです。

著者のイメージ画像

株式会社BringFlower
稲田 高洋(Takahiro Inada)

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有、数年間ウェブアクセシビリティ基盤委員も務める。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。
2022年3月にBringFlowerを開業し、SEOコンサル、デザイン、ウェブ制作を一手に受ける。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。