ブログ、記事、コラム。これらをSEO対策、コンテンツマーケティングとして掲載する場合にタイトルの付け方は非常に重要です。タイトルを変えるだけでアクセス数とクリック率が大幅に変わることもあります。

そのため、どのようにタイトルを考えていくと良いか、アクセス数右肩上がりの当サイトを自らデザイン・制作し運用するSEOコンサルタントの私がご紹介したいと思います。

ブログタイトルのつけ方8つのコツをSEO対策を踏まえて

ブログタイトルの2つの視点

ブログタイトルの付け方には次の2つの視点があります。

検索結果の上位に表示する

ブログタイトルは、WordPressなどでちゃんとしたテーマを利用していればHTMLで言うところのtitle要素とh1要素という部分に値することになり、これらはSEO対策ではとても重要な部分となります。seoClarity(SEOクラリティ社)は掲載順位別のクリック率を公開していて、それによれば、1位は13.94%、2位は7.52%、10位で1.32%です。やはり掲載順位は上位であればあるほど有利で、10位以内が1ページ目なので、それには入りたいところです。

※ ちなみに、ブログタイトルがh1になってないような、ちゃんとしてないサイトもあります。改善して効果が出た事例もありますので、ご心配でしたら当方にご相談ください。

気を引くタイトルにしてクリックしてもらう

検索結果の上位に表示されても、クリックしてもらえなければ意味がありません。例えば上位5つの中から、3つ見るということをする人の場合に、単純に上から3つをクリックしているかというと、そうでもないケースが多いと思われます。検索した人の気を引くタイトルにする、というのも重要となります。

検索結果の上位に表示するためのタイトルつけ方

検索結果の上位に表示するためのタイトルつけ方について、コツを4つお伝えします。

検索ワードを調べる

書く内容を決めたら、その内容を知りたい人がどういう検索ワードで検索するかを意識しましょう。月間の検索ボリュームを知ることができるツールがありますので、ツールを使って調べます。私のおすすめはサクラサクラボSEOツールです。ちょっと検索結果が出るのが遅いのが難点ですが、無料なので。

例えば「一眼カメラのレンズの選び方」を紹介する記事を書くとします。私なら、まずは「一眼 レンズ」でツールを使って調べます。

そうすると、次の画像のように結果が出てきます。これだけで、次のようなことが分かります。

  • 「一眼 レンズ」よりも「一眼レフ レンズ」の方が検索数が多い
  • 望遠レンズを探している人が多い
  • ミラーレスを気にしている人が多い
  • キヤノン、ニコンなどのメーカー名、EOS Kissなどのブランド名で調べる人が多い

本当ならば、先によく使われている検索ワードを調べて、そこから内容を考える、という手順を踏んでも良いくらいなのですが、当方は初心者の方にはそこまではおすすめしていません。まずは記事を量産していく、ということも大事で、そのためには書きたいことを書き、書くことを楽しむ、ということも大事だと思うからです。

1位:一眼レフ レンズ 1300件
2位:一眼 レンズ 590件
3位:一眼レフ 望遠 レンズ 590件

よく使われている検索ワードがタイトルに適切に入るようにする

よく使われている検索ワードが分かれば、それがタイトルに適切に入るようにします。

入れすぎは注意です。長いと読みづらいというのもありますし、一つのキーワードに対しての効果が薄まっていきます。

また、狙いたいワードを左に持っていきます。左の方が効果が大きいためです。無理に左に持っていくと読みづらくなることもあるので、そこも踏まえて考える方が良いとは思います。左にあるワードをより拾う傾向はGoogle検索エンジンの改善余地がある部分と個人的には思っています。

タイトルと中身が一致するようにする

検索ワードに使われているからと言って、中身で触れてないワードをタイトルにつけてはいけません。Googleは検索意図に沿った内容を上位に表示しますので、タイトルと中身が一致しないサイトは現在の精度高い検索エンジンにおいては上位に表示されなくなります。

公開後に実際にクリックされている検索ワードを確認する

Googleサーチコンソールで、サイトが検索ワードに引っかかった回数と、その後クリックされた回数が確認できます。サイト運用においては、定期的にそれを確認することが大事です。とても効果があることが経験的にわかってますので、ぜひ実践してください。

以下2つの視点で、両方見ましょう。

  1. たくさん表示されているけど掲載順位が低くてクリックされてない検索ワード
  2. クリックされている検索ワード

それら検索ワードについて、タイトルに入っているかを確認します。入っていても後の方になっている場合は、前の方に移動してみるというのも試してみると良いでしょう。

例えば当方が実践した例として、

「jQueryなしでアコーディオンメニューを作る」

というのが最初のタイトルだった記事の話をご紹介します。
この記事は自分用にメモとして残しておきたいという意味合いが強く、アクセスは当初期待してませんでした。なので、それほど検索ワードは調べずにタイトルを決めてしまったかもしれません。しかし、思いのほかアクセスが伸びていきます。
Googleサーチコンソールで確認したところ、「jQueryなし」というワードよりも

JavaScript アコーディオン」

クリックで開閉 アコーディオン」

などで表示され、クリックされていることがわかったので、「JavaScript」と「クリックで開閉」をタイトルに入れ、使われていない「メニュー」という言葉を削ったところ、それから掲載順位、アクセス数ともにさらに伸びました。

今では、「JavaScript アコーディオン」で1位です。

以下の循環があります。

「見られる」→「ページの評価が高まる」→「掲載順位が上がる」→「見られる」→・・

もちろん、「JavaScript」と「クリックで開閉」という言葉が記事の中身には書かれていたので、検索にひっかかり、それらワードが検索に使われているということが分かります。検索で使われそうなワードは、タイトルだけではなく中身にもしっかり使っていくことも大事です。

ちなみにjQueryというのは、JavaScriptというプログラミング言語を使ったライブラリ(部品のようなもの)です。個人的にはスピード向上のため「jQueryを使わない素のJavaScript」というところにこだわりがあり、同じこだわりを持つ人も多いのでは、と思った次第なのですが、「jQuery」は、jQueryで作りたい人が検索に用いていることが分かりました。また、「jQueryなし」というワードではなく「JavaScript」というワードで検索している人は多い、ということが分かった次第です。
「クリックで開閉」という検索ワードが多いのは私としては意外でしたが、確かに、アコーディオンメニューを一般的な言葉で表現すると、「クリックで開閉するメニュー」なんですよね。

クリックしてもらうためのタイトル

次に、クリックしてもらいやすくなるコツを4つお伝えします。

一目見て分かりやすいタイトル

タイトルだけを見て、内容が伝わるようになっていることが望まれます。5W1Hの、「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」などの観点で、何か大事なことが抜けてないかをチェックしてみると良いでしょう。

例えば、以下の2つのタイトル、望遠のレンズについて書くならば、後者の方がわかりやすいですよね?

「一眼レンズの選び方」

「望遠の一眼レンズ選び方」

適切な文字数を考える

タイトルが長いと読みづらいだけでなく、検索結果画面ですべて表示されません。文字数はその時によってGoogleが変えますし、PCとスマホでも違いますので一概には言えないのですが、表示される部分としては大体25文字くらいを目安にすると良いと思います。

タイトルの全体が必ずこの文字数におさまるようにすべきというわけではありません。ただ、表示される文字数までを見れば大体内容がわかるようになっていることを意識しましょう。

また、最近はGoogleが、検索結果に表示されるタイトルをページの中身や検索ワードに合わせて変更することもあるので、その点も確認しながら随時変更していくことが望まれます。

簡単そうだと思わせる

もし「簡単にできる/わかる」内容を紹介するならば、それが伝わるようなタイトルにすることが望ましいです。

例えば、

「たったこれだけ、望遠の一眼レンズ選び方」

とかでしょうか。

なお、実際は簡単でないのに、簡単だと思わせてはいけません。理由は上述の通り、タイトルと中身が一致してないといけないからです。

タイトルに数字を入れる

「~のコツ8つを紹介」「おすすめの〇〇、10選」など、よく見ると思いますが、こういった数字が入っている方が、気を引きやすいらしいです。昔からのマーケティングにおける考え方として定着しているようですね。個人的には、そこを意識してクリックする記事を選んでないように思うので、あまり腑に落ちてないんですが、これはかなり言われていることなので、そうなのでしょう。

私も、自分はそうは思わないと言ってますが、無意識にそういうタイトルの方が気が引かれているということがあるのかもしれません。

例えば、

「たった3つの望遠の一眼レンズ選び方」

とかでしょうか。

まとめ

ブログタイトルのつけ方について、上位に表示するコツ4つと、クリックしてもらいやすくするコツ4つ、計8つをご紹介しました。ブログを書きあげるのに比べて、時間がかからない作業にもかかわらず、実践するとしないとでは結果が大きく異なってくるところなので、ぜひ実践しましょう。

SEO対策の基本はこちらの記事にまとめていますので、よろしければご参照ください。

なお、当方はSEO対策コンサルティングの一環で、ブログ制作代行も行っていますので、ご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせください。

著者のイメージ画像

BringFlower|稲田 高洋

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。2022年3月にBringFlowerを開業し、SEOコンサル、デザイン、ウェブ制作を一手に受ける。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。