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Yahoo!の検索エンジンについて解説!Googleから変更も検討か!?

Yahoo!JAPANの検索エンジンには長らくGoogleが使われていますが、2023年7月、変更を検討しているというニュースが流れました。

ここでは、これまでのYahooの検索エンジンについての経緯、今回のニュースを踏まえて今後考えるべきこと、YahooのSEO対策について私の考えを述べます。

Yahoo!検索エンジンの歴史

国外について

米国Yahoo! Inc.の検索エンジンは1995年に公開されました。その後、2000年から2004年まではGoogleの検索エンジンが使われ、2004年からはYahoo自身の検索エンジン「Yahoo Search Technology」を使用するようになりましたが、2009年からはBingの検索エンジンが利用されています。

国内について

日本のヤフー株式会社は、ソフトバンクと米国のYahoo! Inc.の合弁会社として1996年1月31日に設立されました。ヤフー株式会社は日本独自路線を進みます。検索エンジンについて、1998年にgooを採用しますが、2001年にGoogleに変更します。2004年からは国外と同様Yahoo自身の検索エンジン「Yahoo Search Technology」を採用します。

2010年からは、Googleと提携し日本国内においてはYahooの検索エンジンにはGoogleが用いられています

国内の検索エンジンシェア

次の表は国内の検索サイトのシェアについて、2023年6月と、その1年前の2022年6月でそれぞれ比較したものです。

Bingのシェアが伸びている理由の一つとして、2023年2月、BingにChatGPTが採用されたことがあると考えます。

とはいえ、Yahoo!の検索エンジンにGoogleが使われている現状、日本の検索エンジンのシェアは全体で86.6%がGoogleであり、SEO対策はGoogle対策になっています。

GoogleBingYahoo
2022年6月全体75.9%8.2%15.2%
デスクトップ71.5%16.7%11.0%
モバイル15.2%0.6%18.9%
2023年6月全体75.8%13.4%9.7%
デスクトップ69.6%20.1%9.2%
モバイル81.1%0.7%17.0%
2024年4月全体78.4%9.72%10.28%
デスクトップ72.8%18.6%7.0%
モバイル83.74%1.4%13.28%
参照:statcounter

Yahoo!検索エンジン変更の可能性

日本のヤフー株式会社とGoogleの提携契約は2025年3月末に切れるため、変更を検討しているというニュースが2023年7月1日に流れました。

ヤフーの検索エンジン技術契約、Googleから変更検討

記事によると、変更の候補は韓国のNAVER(LINEを提供する会社)か、マイクロソフトのBingとのことです。

今後のSEO対策対象について

NAVERは未知なのでいったん置いておくとして、もしYahoo!がBingに変更したら、Bingの検索エンジンとしてのシェアはBingとYahoo!の合計となります。

ただ、上の表を見ての通り、1年前であればBingよりもYahoo!の方が利用率が高かったのですが、現時点ではBingのシェアが上がっています。

よってYahoo!の動向以前に、GoogleとBingがそれぞれ、生成AI(ジェネレーティブAI)を検索エンジンに今後どう活用し、それらを国内ユーザーがどう使うか、の動向の方が重要だと考えます。

GoogleはSGEと呼ぶインタフェースで、AIによる回答を検索結果画面の上部に表示するという試験を開始しています。

BingはChatGPT-4を使って通常の検索とAIチャットを切り替えて使うインターフェースとしています。

Googleとの契約はまだ2年弱残っているので、Yahoo!JAPANもこの動向を見ながら検討するのではないでしょうか。

個人的にはやはりGoogleのSGEを利用する人が増えるのではないかと思っています。少なくとも現時点ではSGEの方が使いやすそうだからです。ただ、もちろん提示される情報の精度にもよるので、まだなんともいえないですね。

まとめ

どう変わるにせよ、ウェブは変わるから面白いです。変わらないと飽きちゃうので、私。

著者のイメージ画像

株式会社BringFlower
稲田 高洋(Takahiro Inada)

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有、数年間ウェブアクセシビリティ基盤委員も務める。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。
2022年3月に独立後、2024年4月に株式会社BringFlowerを設立。SEOコンサルを活動の軸に据えつつ、AIライティングツールの開発と運営を自ら行う。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。