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SEO記事作成・AIライティングツールおすすめ4選+12個を徹底比較!

ChatGPTの登場によって、AIの自然言語処理(NPL)のすごさを実感した人も多いのではないでしょうか。ChatGPTはうまく活用すればSEOのためのライティングの効率化と、質の向上にも寄与します。

ただ、うまく活用するためにはコツがありますし、そのコツを踏まえて活用するのは案外手間だったりもします。

そこで登場してきているのがChatGPTなどを活用したAIライティングツール(自動記事作成ツール)です。

この記事では、ChatGPTリリース以前から存在していたものも含め、現在登場しているツールを整理、比較して示します。

ChatGPTについて

まずChatGPTについてですが、イーロン・マスク氏が設立し、マイクロソフトが巨額の投資をしたOpenAI社が開発しています。それに対してGoogleはGemini(旧称Bard)と名付けた生成AIに注力、またGoogleと提携しているAnthropicが開発しているClaudという生成AIもありますが、現時点ではChatGPTが大きくリードを保っていると言えます。

ChatGPTを初めて使う人が驚くであろうところは、自然な言語で質問して、自然な言語で返してくれるところです。Googleの検索エンジンも、現在においては自然な言語で検索することはできますが、返してくれるのはウェブページです。

記事作成以外の観点も含めたChatGPTを使ったSEO対策の方法や、使い方に関して次の記事でご紹介しています。

AIでSEO対策はできるのか?ChatGPTの使い方と、AIと検索エンジンについて

ChatGPTの良さと弱点

ChatGPTの良いところと、弱点をご紹介します。

ChatGPTの良いところ

ChatGPTの良いところは、膨大なデータをもとに、できるだけ間違いのない回答を探して、自然な言語で返してくれるところです。また、細かな要望に対して、的確に応えてくれます。それまでの質問の履歴、文脈を理解して答えてくれるので、わざわざその前に質問した内容を書かなくても、追加の質問にも答えてくれます。

ChatGPTの弱点

データが古い

データが古いところが弱点です。ChatGPT-4は2021年9月までのデータしか持っておらず、2023年11月にリリースされたChatGPT-4 Turboで2023年4月までです。BringRiteraはChatGPT-4 Turbo対応です。これは、「2023年に起こった重要なトピックを教えて」「2022年に起こった重要なトピックを教えて」「2021年に起こった重要なトピックを教えて」とそれぞれ質問してみると分かりますので、よろしければ試してみて下さい。

間違ったことを述べることがある

例えば東京都武蔵野市にある吉祥寺のことを、東京都三鷹市にあると言ってみたり、間違うことがあります。それほど間違う率自体が高いわけではないのですが、断定的な表現をしてくるので、そのまま転用して、間違った内容だとまずい場合は、必ず間違ってないかをきちんと確認する必要があります。

AIライティングツール(AI記事作成ツール/自動記事作成ツール)とは

ChatGPTもAIライティングツールの一つです。ChatGPT登場以前より、AIによる自然言語処理を活用したライティングツールは存在しましたが、実用的ではありませんでした。それがChatGPTの登場によって、実用的なレベルのものが登場してきています。

というのも、ChatGPTはAPIと呼ばれる、ChatGPTの出力結果を取得できる機能を有償で提供していますので、それを用いたツールが次々と登場してきているわけです。ただし、APIが有償のため、提供する側からすれば原価がかかる仕組みになっています。そのため、ChatGPTのAPIを利用していて、かつ無料で使い続けられるというものはないと思われます。

ChatGPTも無料版はChatGPT-3.5で、より精度が高くSEOにも有効に使えるChatGPT-4は月額20ドルです。ChatGPT-4は汎用的に様々な用途で使えるわけですが、この後ご紹介するBringRiteraは、用途をSEOに特化する代わりに、その用途ではChatGPT-4を高いレベルで使いこなした結果が得られ、かつChatGPT-4よりも安い料金で提供しています。しかもChatGPTを利用するより10倍ほど早く作業が完了します

ChatGPTを使っているからどれも同じかというと、そうではありません。ツールのユーザーには当然ながら何かしら入力を求めますが、その入力内容をもとに、ChatGPTに入力するプロンプトを工夫しています。そのプロンプトがツールごとに独自の内容になっているという点でそれぞれに違いがあります。また、入力方法と、出力の表示のされ方などの使い勝手はツールによって違います。

使い勝手が選定ポイントとして重要になってくるでしょう。

AIライティング利用はGoogleの規約違反にはならない

Googleはユーザーに焦点が当たっていないSEO対策は取り締まってきています。そこで、ChatGPTなどのAIライティングによる記事が規約違反になってペナルティを与えられないか?ということが気になるところですが、ペナルティは受けません。

ChatGPTが登場した当初、Googleは他社からそのことを問われつつも、見解を明確にしなかった経緯があるのですが、2023年2月8日にGoogleから示された文章において、「AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません」と示しました。

AIを使っていようが、使ってなかろうが、低品質なコンテンツは上位に表示しないし、ユーザーにとって有益な高品質なコンテンツであれば上位に表示する。AIを使うことで品質を高められるケースもある。そういったGoogleの考えが示されています。

Google自身が、AIで記事作成するサービスを開発、提案中という報道もありますので、AIで生成した記事の評価を下げるということはしないでしょう。

検索順位を上げることだけを目的として大量に自動生成したコンテンツをサイトにアップする行為自体は、これまでもペナルティが与えられています。AIライティングにより生成されたコンテンツをサイトにアップする際は、ユーザーにとって有益かどうか、間違った内容がないかどうかなどの人によるチェックを行ったうえでアップするようにしましょう。

SEOを目的としたAIライティングツールの選定ポイント

ChatGPTにも上述のように弱点はありますが、そのことは把握のうえで上手に使えばやはり相当便利であることは間違いありません。SEOのためのライティング作業も効率化できます。ただし、「上手に使う」というのが大事なので、そこまでサポートしてくれるツールが色々と出てきています。SEOを目的とした場合のAIライティングツールの選定ポイントとして以下をご紹介します。

  • 採用しているAIが何か
  • 記事の保存ができるか
  • WordPressなどへの貼り付けが簡単にできるか
  • SEOを考慮した記事になっているか
  • 使い勝手
  • 料金

採用しているAIが何か

採用しているAIはChatGPTとは限りません。また、ChatGPTにも一般ユーザーは無料で使えるChatGPT-3.5と月額20ドルのChatGPT-4があり、APIでの利用は料金に15倍ほどの差があります。

ChatGPT-3.5のみ利用しているツールや、ChatGPT3.5とChatGPT4を組み合わせて使っているツールなど、それぞれなので、そのあたりは確認した方が良いでしょう。

記事の保存ができるか

出力された記事は、その場でコピーしてしまえばよいという考え方もありますが、ツールが出力した記事の履歴が残る機能は、あると非常に便利です。

保存できればスマホを用いて移動中に記事を書きためておくような使い方もできますし、リライトした場合に、元からどう変えたかということや、いつの時点で出力した記事であるかといったことが一覧でます。できれば作成した記事が保存されるツールが望ましいです。

WordPressなどへの貼り付けが簡単にできるか

出力された記事は、まずはコピペで貼り付け、それをベースにリライトするという流れが基本になるでしょう。その際、見出しタグやリストタグなどへの変換をいちいち手でやらなければならないツールも多いですが、HTML形式で出力されるツールもあり、その場合はコピペすれば適切なHTMLの形式が保たれるので効率的になります。

SEOを考慮した記事になっているか

SEOのためには記事は長いに越したことがないという考えを持つ人が多く、それに応えるためか、とにかく長い記事を出そうとしているツールが多いです。しかし、記事は長いほどよいという考えは間違いです。

ChatGPTは文字数を指定すれば、それに合わせて記事を書いてくれますが、そうすると、無駄に内容が重複したり、テーマと関係ない内容が含まれたりします。そういった記事は、SEOにおいてマイナスに働きます。

開発元がSEOのプロかどうかを見た方が良いと言えます。

情報源の確からしさ

生成AIはプロンプト次第で、時に適当な回答を返してくるリスクもあります。BringRitera(リテラ)は引用元を示す機能もあるので、安心です。

使い勝手

機能が多いと、入り口に迷います。この手のツールはバージョンアップも多いので、せっかく覚えた機能がまた入り口が変わったりということもあり得ます。自分にとって必要最低限の機能が分かりやすく示されていて、サクサクと使えるか、といったところは大事になってくるでしょう。

料金

料金はもちろん安いに越したことはありません。各ツール、料金にも結構な差がありますので、自分の目的に合わせてみたときに適切な料金か、比較して見定めるのが良いでしょう。

AIライティングツール紹介

以上の選定ポイントなど踏まえ、当方が実際に試したものについて、以下にご紹介します。なお、ChatGPTではないアルゴリズムを使っているものも含みます。

全体概要、おすすめ4選比較

日本語で記事を書くなら、やはり国産ツールの方がおすすめです。SEO記事に関する知見がある程度認められるということと、料金的な面から個人的にピックアップする4ツールで、気になる項目を比較をすると次の表の通りとなります。

比較項目BringRiteraCatchySAKUBUNCreative Drive
ChatGPT
バージョン

ChatGPT3.5とChatGPT-4が切替可能
×
ChatGPT-3.5

ChatGPT3.5とChatGPT-4の併用

プランでChatGPT3.5とChatGPT4を選ぶ
記事の保存
無制限
×
保存機能無し
×
保存機能無し
×
保存機能無し
HTML形式出力
WordPressに
コピペのみ
×
無し
×
無し
×
無し
アドバイス機能
有り
×
無し
×
無し
×
無し
記事の品質 (※)
引用元を示す機能
有り
×
無し
×
無し
×
無し
使い勝手 (※)×
検索順位測定
有り
×
無し
×
無し
×
無し
画像生成AI◎168種類テンプレ××
多言語対応◎ 6言語×××
料金
月額500円~

月額3,000円~

月額9,800円~
×
月額10,000円~
※個人的見解です。

BringRitera(リテラ)

BringRitera(リテラ)

特徴

BringRitera(ブリングリテラ)は、SEOに強いウェブ制作をしているBringFlowerのSEOコンサルタントが自ら開発しており、SEOに強い記事作成を目的にしたツールです。最新のChatGPT-4採用です。

ChatGPT-4は利用するのに月額20ドルかかりますが、BringRiteraであれば無料でChatGPT-4のお試しが可能となっています。ChatGPT-4で記事本文まで作成するには有料プランへの申し込みが必要ですが、それでも月額500円(税抜)~と、他のツールと比べて格安です。

  • ターゲットキーワードを5個まで入力可能で、それらをもとにGoogleで上位獲得が可能な記事タイトルと見出しを提案してくれます。
  • ターゲットキーワードを考えるということに慣れてない方もいらっしゃるかもしれませんが、ターゲットキーワードを考える習慣作りになるメリットもあります。
  • また、上位獲得のカギとなるポイントを示してくれるというのも特徴です。
  • 文体をパターンから選ぶのではなく、ユーザー自身で例文を記憶させられて、その例文の文体に合わせた記事を出力してくれます。そのため、ユーザーの嗜好に合った文体となります。
  • ChatGPT-3.5とChatGPT-4の切り替えが可能です。ChatGPT-3.5にすると消費するリテラが半分で済みます。
  • 記事をコピーする機能があり、そのままWordPressに貼り付けるだけで見出し形式やリスト形式まで反映されます。
  • 記事の保存が可能で、後から見返すことができます。
  • レスポンシブ対応で、上述の通り記事の保存も可能なので、移動時間などに記事を書きためておくこともできます。
  • SEOに強い記事を得るためにChatGPTに入力するプロンプトは、SEOのノウハウが必要です。BringFlowerはウェブの仕様策定にも関わったことのある専門家が代表を務めており、Googleの評価ツールLighthouseで3項目100点満点を取ることができるというすごいノウハウを持ちます。そのSEOに関するノウハウがプロンプトに活かされています。
  • 日本語に加えて英語、韓国語、中国語(簡体字)、台湾語(繁体字)、香港語(繁体字)の計6言語に対応しており、インバウンド需要を取り込む記事を作成可能です。
  • 検索順位の推移を自動で計測できます。
  • 14個のスタイルから選べてかつ文章での追加指示もできる画像生成AI機能までついてます。

メリット

  • SEOに特化しており、SEOに強い記事の出力に関しては現時点尖った品質となっている。
  • SEOに特化していることもあり、UIがシンプルで非常に使いやすい。
  • AIライティングツールを使うだけでは上位化が難しい記事に関しても、どのようなポイントで追記すればより上位が目指せるのかをアドバイスしてくれる。
  • ChatGPT-3.5であれば無料で記事作成まで可能、ChatGPT-4を使う場合もChatGPT-4含む他のツールと比べて格安。

デメリット

  • SEOに特化しているので、他の用途でも使いたいという場合は他のツールも併用する必要がある。
  • SEOに強い記事のため、記事は長文になる傾向があり、出力に5分ほど時間がかかる(その間他のことをして待ってましょう)。

料金

無料 20リテラ/月(ChatGPT-3.5で記事本文が1つ書ける)
500円/月 40リテラ/月(ChatGPT-4で記事本文が1つ書ける)
3,000円/月 200リテラ/月(ChatGPT-4で記事本文が10個書ける)
9,000円/月 600リテラ/月(ChatGPT-4で記事本文が35前後書ける)
30,000円/月 2,000リテラ/月(ChatGPT-4で記事本文が120個前後書ける)

Catchy(キャッチー)

Catchy

特徴

Catchy(キャッチ―)は、記事作成だけでなく、YouTube企画、事業計画など様々な種類のライティングが可能で、非常によくできたツールです。ただ、機能が多いので、目的のメニューを見つけにくいのが少し難点かもしれません。

また、記事執筆時点でChatGPT-3.5です(最新のChatGPT-4ではない)。

定常的に用いるには有料になります。本記事執筆時点で毎月3,000円~となっています。社内で様々な用途で用いる企業向けと言えます。

メリット

  • テンプレートが豊富。

デメリット

  • 目的のメニューが見つけにくい。
  • ChatGPT-4ではなく、ChatGPT-3.5。
  • SEOに特化してみると物足りなさを感じる。

料金

無料 10クレジット/月
3,000円/月 40クレジット/月
9,800円/月 無制限
要問合せ 独自カスタマイズ

Transcope(トランスコープ)

Transcope(トランスコープ)

特徴

  • トランスコープは、インプットする情報がテキストだけではなく、URLや画像をもとに文章を作ってくれます。
  • ChatGPT-4採用。
  • 指定のキーワードでGoogleで検索した結果をもとに、コンテンツを生成してくれる機能もあります
  • 有料版は月額が11,000円~となります。

メリット

  • SEOに特化している。

デメリット

  • 料金は他と比べて高め。
  • SEOに強い記事というのは、文字数ありきではなく、テーマありきで文字数が決まるようになっています。短くて済む内容であれば短い方が良いし、長い文章が必要なケースもあります。トランスコープは文字数を指定する形になっていて、その点には疑問に感じます。

料金

無料 3,000文字/月、検索順位調査3ワード、一部機能制限あり
10,000円/月 40,000文字/月、検索順位調査10ワード
35,000円/月 200,000文字/月、検索順位調査100ワード
60,000円 600,000文字/月、検索順位調査1,000ワード

SAKUBUN

SAKUBUN
  • SAKUBUNは、記事作成にフォーカスを当てつつも、3C分析、SWOT分析など、ChatGPTが得意とする様々な用途でも用いることができる汎用的なツールです。
  • ペルソナを設定しておくことができます。
  • 10,000文字まで毎月無料で使えます。
  • コストをおさえるためか、ChatGPT-3.5と4を使い分けている模様(最上位プランではChatGPT-4中心)。

メリット

  • 分かりやすく、使いやすいです。
  • SEO記事に関しても、割と良い文章を出力してくれます。

デメリット

  • SEOに特化してみると上記で紹介済みのBringRiteraに比べれば高い。
  • 以前2,980円のプランだったのが現在9,800円~と値上げ。
無料 5,000文字/月
9,800円/月 ChatGPT-4で10万文字/月
29,800円/月 ChatGPT-4で30万文字
49,800円/月 ChatGPT-4で100万文字

EmmaTools

EmmaTools

特徴

企業向けになっていて、3万円/月~です。元々、SEOのためのコンテンツ作成がメインのツールで、他サイトのコピーチェック機能などもついています。それ以外にも独自のスコアリング機能、検索順位計測機能など、豊富な機能となっています。

メリット

  • とても見やすい画面です。
  • チャットサポートが受けられます。

デメリット

  • 企業向けだけあって、料金は高めです。
  • 上位サイトのキーワード比率が示されるようになっていますが、キーワード比率という考え方は個人的には古いと思っています。Googleは現在、キーワードレベルで検索順位を変えるのはtitleタグの記載内容のみで、他はキーワードレベルでは分析していません。

料金

無料 2コンテンツまで(プラン準備中)
30,000円/月 3コンテンツ/月
65,000円/月 3コンテンツ/月、競合分析ツールなど
要問合せ カスタマイズ

ミエルカSEO

EmmaTools

特徴

SEOコンサル会社としては大手の1つであるミエルカの提供するツールです。ChatGPTを活用したAIコンテンツアシストが加わりました。

キーワード探索機能なども付きますし、何より優秀なSEOコンサルタントが所属する会社ですので、SEOのコンサル依頼も含めて検討したい企業は候補の一つに入れるべきツールと言えるでしょう。

メリット

  • SEOコンサル会社としては大手の安心感
  • 検索キーワードが購買意欲がある種類かどうかを分析
  • 競合比較機能が付く

デメリット

  • 料金設定が比較的大きな企業向けとなっている

料金

  • 企業規模や課題感に応じた料金を提案

ブンゴウ

ブンゴウ

特徴

シンプルですが、ちょっと個人的には分かりにくいかも?
ユーザー同士のコミュニティがあります。
月2700円~で、月10記事が目安のようです。

メリット

  • シンプル。
  • リーズナブル。

デメリット

  • 個人的には分かりにくいと感じた。

料金

2,700円/月 10記事分
4,800円/月 25記事分
9,800円/月 無制限

Creative Drive

Creative Drive

特徴

比較的新しく登場したツールで、これから発展する感じがします。キーワードを入力したらあとは待つだけというシンプルさは他にない特徴になるかもしれません。

メリット

  • シンプル。
  • SEOへの知見が感じられる。

デメリット

  • 発展途上感がある。
  • シンプルな代わりに、記事作成までの待ち時間は長い。

料金

無料 10クレジット(ChatGPT-4で1記事分)
10,000円/月 無制限(ChatGPT-3.5)
10,000円/月 100クレジット(ChatGPT-4で10記事文)
50,000円/月 無制限(ChatGPT-4)

Xaris

Xaris

特徴

記事作成以外は多くのフォーマットが用意されているわけではないですが記事作成と、それ以外とで用途を選ぶことができます。

利用しているAIは記載が見つかりませんでした。

記事作成は編集の自由度が大きいです。

メリット

  • 編集の自由度が大きい。
  • PDFでダウンロードできる。

デメリット

  • 利用しているAIなどの説明が見つからない。
  • 編集の自由度が大きい代わりに、WordPressなどで記事に反映するにはBringRiteraと比べて手間がかかる。
  • 若干他より料金が高い。
無料 20リクエスト/月(記事1本前後)
5,980円/月 400リクエスト/月(記事20本前後)
19,800円/月 1,500リクエスト/月(記事60-70本前後)
お問い合わせ 2,400リクエスト/月(記事120本前後)、個別カスタマイズ

AI Writer

AI Writer

特徴

シンプルで使いやすいツールです。無料で1~2記事分ぐらい試せます。作成した記事が保存されるため、コピーしておかなくても済みます。

また、アイキャッチの画像もピックアップしてくれます。

記載がないので、おそらくChatGPT-4ではなくChatGPT-3.5です。

メリット

  • シンプルで使いやすい。
  • 記事が保存される。
  • アイキャッチ画像を抽出してくれる(ただし外国人が多い?)。

デメリット

  • おそらくChatGPT-3.5です。

料金

無料 20クレジット(1記事分)
3,000円/月 150クレジット(15記事分)
5,700円/月 300クレジット(30記事分)
7,900円 無制限

BuzzTai(バズタイ)

BuzzTai

特徴

SNS向けがアピールされていますが、一般的な記事作成機能もあります。ただGoogleのSEO対策向けではないかもしれません。各SNS向けに特化した内容を出してくれるところは面白いと思います。

メリット

  • 名の通り、SNSでバズりたいという方向けには良いかも。

デメリット

  • GoogleのSEO対策には向いてないかも。

料金

3,000円/月 36記事分
5,700円/月 76記事分
8,630円/月 無制限

Jasper

Jasper

特徴

Japerは画面が英語なのは難点ですが、日本語で入力すれば日本語で出力してくれます。テンプレートが豊富で、エディター上に文章が出力され、カスタマイズ性が高く高機能です。AI画像生成機能も付きます。

使い勝手は個人的には難があると感じました。

また、クレジットカードを登録しないと試すこともできないのでその意味でも敷居は高いですね。試すだけで終える場合は、アカウントのキャンセルをしないと課金されてしまうので、注意しましょう。

メリット

  • とにかく高機能なので、色々試したい方は面白いかも。

デメリット

  • 画面は英語。
  • 個人的には使いづらいと感じる。
  • 試すのにもクレジットカードの登録が必要。

料金

40ドル/月 35,000文字
82ドル/月 100,000文字
要相談 カスタマイズ

Rtry(ライトル)

Rtry

特徴

Rtryも高度な編集エディター上に出力してくれます。また、とても使い勝手の良いUIだと感じました。何よりも、永年無料プランがあります。ただ、出力内容はあまり精度が良くないようには感じられました。ChatGPTでは無さそうですね。

無料で使えるので、ひとまず記事作成ツールがどんなものか試そうという方には良いかもしれません。

メリット

  • 使いやすい。
  • 料金がリーズナブル。
  • クレジットカード登録なしで試せる。

デメリット

  • 画面が英語。
  • 精度が良くないと感じた。

料金

無料 1,000文字/月
9ドル/月 100,000文字/月
29ドル/月 無制限

ELYZA Pencil(イライザペンシル)

ELYZA Pencil

特徴

ユーザー登録なしで無料で使えるのが良いです。ただし出力されるテキスト情報は短い内容となりますので、descriptionの作成であれば使えるかもという感じです。

メリット

  • 無料。
  • ユーザー登録なし。
  • 出力にかかる時間が短い。

デメリット

  • 長い文章は出力してくれない。

Surfer SEO

Sufer SEO

特徴

SEOに特化したAIライティングツールです。キーワード選定やコンテンツ構成、文章作成、メタタグ設定など、SEO対策の様々なプロセスがサポートされてます。競合サイトの分析やコンテンツの評価も可能です。

メリット

  • ライティングに留まらない様々な機能がある。

デメリット

  • 有料かつ高い。
  • 日本語版がない。
89ドル 15コンテンツ/月
179ドル/月 45コンテンツ/月
299ドル/月 90コンテンツ/月

AISEO

AISEO

特徴

まずトピックから入力することで、ターゲットキーワードを提案してくれます。他にも、読みやすさを改善する機能、アイキャッチ画像生成機能など、様々な機能がついています。無料で試せます。

メリット

  • 無料で試せる。
  • 使いやすい。

デメリット

  • 画面が英語。
  • 出力に時間がかかる。

料金

15ドル 50,000文字/月
29ドル/月 無制限、1ユーザー
69ドル/月 無制限、4ユーザー

AIライティングツール利用のメリット

AI記事作成ツール利用のメリットは、ChatGPTを利用するよりも手軽に、実際に記事に活用できるレベルの文章が入手できる点にあります。自分自身では思いつかないようなプロンプトをツール側で付け足して入力してくれていることでしょう。また、ツールによっては過去の結果を記録して残してくれる機能があるものもあります。

記事を書く際に、テーマに対して網羅的に視点を持てるようにするというのもあります。つまり自分自身では持てなかった視点に気付けるようにする、という使い方はできると思います。

また、ある程度土台となるところまで文章を生成してもらう、という使い方ができるレベルのものも中にはあるでしょう。

AIライティングツール利用のデメリット・注意点

AI記事作成ツールのデメリットの一つは、コストがかかる点です。先述の通り、ChatGPTのAPI利用が有料のため、無料で使い続けられるものというのはほとんどありません。とはいえ手軽な金額から使えるものも中にはあります。
また、間違った内容が含まれることもありますので、そこは自分自身でのチェックは必ず入れるべきだと言えます。

SEOのために用いる場合、どのツールを使うにしても、自分自身のオリジナリティーを表現してくれるわけではないということは留意が必要です。

Googleの検索順位決定アルゴリズムにおける評価軸は、現在「Needs Met(検索意図に合致)」「E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)」「Originality(独自性)」の3つに重きが置かれていますので、オリジナリティーを付け加えるということは必須として考えた方が良いです

オリジナリティーを出すためのポイントなどを確認するという使い方はできるでしょう。最初に紹介したBringRiteraはそこまでやってくれるので、SEOを目的とするならばおススメです。

AIライティングツールを使って検索順位を上げるコツ

検索順位を気にして運用する場合にまず重要となるのが、各記事のターゲットキーワードにおける検索順位を意識するということです。

その意味でも、まずは各記事のターゲットキーワードを忘れないようにしておくことが前提となります。BringRiteraは、ターゲットキーワードと共に記事が保存され一覧できますので、その観点でも便利に使えます。

そして、実際にターゲットキーワードで検索順位の推移を計測します。BringRiteraを用いれば、10位以内に入る記事は生まれてきます。そのような記事を狙ってリライトをすると良いでしょう。検索順位測定は、リライトの効果測定のためにも必要になりますし、モチベーション維持のためにも重要な要素です。

BringRiteraは検索順位の測定機能の搭載予定まであると発表していますので、その点でも乞うご期待です。

AIライティングツールの今後について

世界を驚かせたChatGPTですが、その後、Googleは生成AI「Bard」をリリース、その「Bard」をすぐに捨て現在では「Gemini」を展開しています。また、OpenAI社出身者が設立したAnthropic社のClaudeも台頭しています。各社が競争しながらの生成AIの発展は目覚ましく、AIライティングツールはまだまだ今後も発展すると考えられます。

自然言語処理技術の進歩

LLC(大規模言語モデル)、生成AIなどとも呼ばれる自然言語処理技術は近年急速に発展を遂げています。そのアルゴリズムはさらなる発展が期待されます。

学習データ量の増加

自然言語処理技術は情報源の発展にも支えられます。自然言語処理技術は、大量のテキストデータを基に学習しています。SNSなどによるテキストデータの増量も発展を支えるでしょう。

ハードウェア性能の向上

自然言語処理は、その処理をするパソコンのCPUやTPUなどの性能にも依存します。スーパーコンピューターの性能はこの20年で計算速度が約1,000倍にもなっているそうです。
実はこの部分による発展が一番期待できるのかもしれません。

スーパーコンピューターの性能向上推移
引用:一般社団法人 HPCIコンソーシアム

AI活用時代到来で、ライターはどうすればよいか?

AIが人の仕事を奪うという話はだいぶ前から話題になっていますが、ChatGPTの登場はライターの仕事を奪いそうだという点で、よりリアリティを感じながらこの話題について考える人が増えたのではないでしょうか。

実際に、顧客案件におけるコンテンツSEOのための記事作成でライターに発注をしている身として、ChatGPTやここでご紹介したようなツールがあるからと言って、ライターへの発注をやめようとは思いません。

ただ一方で、誰でも書けるような文章をただ面倒だからという理由で発注していたような人は、発注をやめる可能性はあるでしょう。

つまり、どこにでもありそうな品質の低い記事しか書けないライターは仕事がなくなるというのはあり得ると思います。

元々私は、ライターに対して独自の視点を入れることと、品質の高さを求めてます。特に「独自の視点を入れる」というのは、発注の条件として入れて、その分野に詳しい背景を持っている人を探します。

AIライティングツール(AI記事作成ツール)を使って欲しくないかというと、むしろ使って欲しいです。使えるものは使うべきであって、AIライティングツールが出力した文章をもとに、その内容をさらに充実させ、独自性ある内容を加えてもらうのがベストだと考えます。

本サイトの記事は、私が詳しい分野について書いているので、全て私が書いています。その私は現在、ChatGPTはある程度活用しています。しかし、そのまま使うようなことはなくて、観点の参考にするような使い方となっています。

以上踏まえ、残っていくライターというのは次のような人ではないかと考えます。

  • 自分自身が得意な分野、詳しい分野を持っている
  • AIと戦うのではなく、AIをうまく使うことができる

以下に、AIが得意なところ、人間が得意なところを示します。

AIが得意なところ:
  • 膨大な情報源をもとにする
  • 整理した内容にする
人間にしかできないこと/人間の方が得意なこと:
  • 自分の視点を入れる
  • 自分の意見を述べる
  • いくつかの事柄から推測をする
  • 心情を表現する
  • 最新情報を反映する
  • 楽しい表現にする

まとめ

それぞれ使い勝手が異なり、また無料で使えるものから様々なテンプレートが揃い高機能なものまでありますので、自分に合ったものを見つけてみてください。

著者のイメージ画像

株式会社BringFlower
稲田 高洋(Takahiro Inada)

2003年から大手総合電機メーカーでUXデザインプロセスの研究、実践。UXデザイン専門家の育成プログラム開発。SEOにおいても重要なW3Cが定めるWeb標準仕様策定にウェブアクセシビリティの専門家として関わる。2010~2018年に人間中心設計専門家を保有、数年間ウェブアクセシビリティ基盤委員も務める。その後、不動産会社向けにSaaSを提供する企業の事業開発部で複数サービスを企画、ローンチ。CMSを提供し1000以上のサイトを分析。顧客サポート、サイト運営にも関わる。
2022年3月にBringFlowerを開業し、SEOコンサル、デザイン、ウェブ制作を一手に受ける。グッドデザイン賞4件、ドイツユニバーサルデザイン賞2件、米国IDEA賞1件の受賞歴あり。
プロフィール詳細