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検索クエリとは?キーワードとの違いや種類、プロンプトとの関係を解説
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検索クエリとは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンへ実際に入力した語句や文章です。検索クエリにはユーザーの具体的な疑問やニーズが含まれているのが特徴です。
生成AIやAI検索の普及により、検索クエリは短い語句から、背景や条件を含む会話形式の文章へ変化しています。
本記事では、検索クエリとキーワードの違い・主な種類・分析方法などを解説します。さらに、AI検索自体において重要なプロンプトとの関係や、SEO・AIO・LLMOを意識したコンテンツ制作への活用方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
検索クエリとは?

検索クエリとは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索窓へ実際に入力した語句や文章です。「SEO 対策」のような単語の組み合わせだけでなく、「SEO対策は何から始めればよい?」といった質問文や会話形式の文章も含まれます。
検索クエリにはユーザーの目的や悩みが表れるため、SEOやコンテンツ制作において重要な情報です。具体例と重要な理由を以下で解説します。
検索クエリの具体例
検索クエリには、短い単語から具体的な質問文まで、さまざまな形式があります。たとえば、SEOについて調べる場合、次のような検索クエリが考えられます。
- SEO
- SEO対策 やり方
- SEO対策は何から始める?
- 初心者でもできるSEO対策を教えて
同じテーマでも、検索クエリの表現によってユーザーの知識量や求める情報は異なります。近年は生成AIや音声検索の普及により、会話するような長い文章で検索するケースも増えている傾向です。
検索クエリがSEOで重要な理由
検索クエリがSEOで重要なのは、ユーザーが知りたいことや解決したい悩みを具体的に把握できるためです。検索クエリを分析すれば、記事に盛り込むべき情報や、わかりやすい見出し、適切な回答を検討しやすくなります。
検索結果で上位表示を目指すには、検索クエリからニーズを読み取り、求められる情報を過不足なく提供することが大切です。
検索クエリを活用したコンテンツ制作を進めるには、SEOの基本的な考え方や施策の全体像の理解も欠かせません。SEOの具体的な進め方については、以下の記事で詳しく解説しています。
【2026年最新】SEOとは?4つの軸と3つの視点に基づいてやり方を解説
検索クエリとキーワードの違い

検索クエリとキーワードの違いは、誰の視点で使われる言葉かにあります。検索クエリはユーザーが検索窓へ実際に入力した語句や文章、キーワードはサイト運営者がSEOや広告で対策する語句です。
| 比較項目 | 検索クエリ | キーワード |
|---|---|---|
| 主体 | 検索するユーザー | サイト運営者・広告主 |
| 意味 | 検索窓へ実際に入力された語句や文章 | SEOや広告で対策対象に設定する語句 |
| 具体例 | SEO対策 SEO対策は何から始める? | SEO対策 |
| 主な用途 | 検索意図やニーズの把握 | コンテンツや広告の設計 |
たとえば、サイト運営者が「SEO対策」をキーワードとして想定した場合でも、実際にはユーザーは「SEO対策 初心者」「SEO対策は自分でできる?」など、さまざまな検索クエリを使用します。
キーワードを軸にコンテンツのテーマを決め、関連する検索クエリから具体的な悩みや疑問を読み取ることで、検索意図に合った情報を提供しやすくなります。
検索クエリの主な種類

検索クエリは、いくつかの分類の考え方があります。
2015年にGoogleは、Know(~を知りたい)、Go(~に訪れたい)、Buy(~が欲しい)、Do(~をしたい)の4種類を提唱しました。
I-Want-to-Go Moments: From Search to Store
その後、Google検索品質評価ガイドラインの中では、Know、Do、Website(特定のウェブサイトに訪問したい)、Visit-in-Person(実店舗・施設などを探す)の4種類に整理されています。
ただ、これらは検索エンジンの提供者・開発者視点であることに注意が必要だと当社は考えています。
SEO/LLMO視点での考え方では、Andrei Broderが2002年に発表した論文「A Taxonomy of Web Search」で示されたInformational(情報収集型)、Navigational(指名・案内型)、Transactional(取引・行動型)の3種類と、これをもとにCommercial(比較検討型)を加えた4分類が比較的一般的に用いられています。
しかし、この考え方においても課題があると当社は考えています。
指名検索は大きくはブランド指名である場合と、それ以外、例えば特定の人物を知りたいという場合や、特定のウェブサイトに訪問したいという意図である場合とで分けられます。この2つによって、SEO/LLMOにおける方略は変わります。
ブランド指名に対しては、すでに自社ブランドに対する購入・申し込みの意思が高い状態ですので、確実にその検索意図に合ったページが上位に表示されるように対策をするということが必要となります。それ以外の後者については、自社にとっては関係のないものです。また、指名検索という括りにすると、その中に情報収集型クエリも混ざってしまい分類がすっきりしません。
以上踏まえ当社では、次の3つに分類して考えています。
| 種類 | ユーザーの主な目的 | 検索クエリ例 | 適したコンテンツ |
|---|---|---|---|
| 情報収集型 | 情報や方法を調べる | SEOとは | 解説記事・用語集 |
| 取引検討型 | 商品やサービスを比較、検討する | SEO 費用 SEO会社 おすすめ | 比較記事・導入事例 |
| ブランド指名型 | 特定の商品やサービスを探す | リテラ 料金 | 自ブランドサイトのコンテンツを充実させて、分かりやすい構造にする |
ブランド指名型について、Googleのようにサイト訪問型と店舗訪問型に分けて考えることもできます。例えば店舗訪問型のブランド指名クエリ(例:新宿 スターバックス)の場合はGoogleマップを表示するといった具合に、検索エンジンの設計を考える上では重要な分類である一方、SEO/LLMO視点では分けて考える必要性がありません。
それでもなお、すべての検索クエリを明確に分類できるわけではありません。1つの検索クエリに複数の目的が含まれたり、検索する人によって意図が異なったりする場合もあります。
キーワードに含まれる語句だけで判断せず、実際の検索結果も確認しながら検索意図を見極めることが大切です。それぞれの特徴を以下で詳しく解説します。
情報や方法を調べる「情報収集型クエリ」
情報収集型クエリは、ユーザーが知識や方法、疑問への回答を求める際に使用する検索クエリです。「SEOとは」「SEO対策 やり方」などが該当します。
検索直後は購入や申し込みを目的としていないケースが多いため、結論を先に示し、具体例や手順を交えてわかりやすく解説することが重要です。関連する商品やサービスがある場合も、強く訴求せず、読者の疑問を解決した後に自然な形で紹介しましょう。
従前のSEOにおいては、情報収集型クエリはサイト流入を多く獲得しやすく、そこから自社ブランドの認知向上に繋げたり、資料請求などの中間コンバージョンを得る戦略が有効的でしたが、現在ほとんどの情報収集型クエリではAI Overviewsが表示され、そこに引用されていたとしても流入はほとんど得られません。LLMOにおいて情報収集型クエリは、取引検討型クエリに対する記事を上位に表示させるためのクラスターコンテンツとして割り切る考え方も必要です。
購入や申し込みにつながりやすい「取引検討型」クエリ
取引検討型クエリは、商品やサービスを購入する前に、候補を比較・検討するための検索クエリです。「SEOツール おすすめ」「SEO会社 費用 比較」などが該当します。
ユーザーは情報収集から購入へ進む途中の段階にいるため、料金や機能、メリット・デメリット、選び方を整理したコンテンツが適しています。比較表や導入事例、利用者の評価など、判断材料となる具体的な情報を提示することが重要です。
特定の商品・サービスを探す「ブランド指名型」クエリ
ブランド指名型クエリは、特定商品・サービスのの購入や申し込み、資料請求、ダウンロードなど、すでに特定のブランドを認知したうえで、その商品・サービスに対して具体的な行動を取ろうとしている検索クエリです。「BringFlower」「リテラ 料金」など、企業名・サービス名・サイト名を含む傾向があります。
ユーザーの行動意欲が高く、コンバージョンにつながりやすい点が特徴です。企業側は、サイト名やサービス名で検索した際に、適切なページが上位へ表示されているか確認する必要があります。商品・サービスページでは、料金や利用条件、申し込み手順を明確に示し、購入ボタンや問い合わせフォームまで迷わず進める設計が求められます。
プロンプトは検索クエリの一種?

プロンプトとは、生成AIへ入力する質問や指示などの総称です。入力した情報をもとにWeb上の情報を探す場合は、検索クエリとして機能することがあります。
一方、文章や画像の生成、要約、翻訳など、情報検索を伴わないプロンプトは検索クエリとは異なります。そのため、プロンプトが検索クエリに該当するかどうかは、入力内容だけでなく、利用目的やAIが実行する処理によって決まる仕組みです。
情報探索を目的とするプロンプトは検索クエリとして機能する
「東京駅周辺のホテルを探して」「2026年のSEOトレンドを教えて」など、Web上の情報を探すプロンプトは、検索クエリとして機能します。
ただし、入力した文章がそのまま検索されるとは限りません。AI検索では、プロンプトの内容を理解したうえで複数の関連クエリへ展開し、それぞれの検索結果を組み合わせて回答を生成する場合があります。この仕組みは「クエリファンアウト」と呼ばれます。
クエリファンアウトの仕組みやSEOへの影響については、以下の記事で詳しく解説しています。
クエリファンアウトとは?AI検索時代の仕組みやSEOへの影響・対策をわかりやすく解説
情報生成を目的とするプロンプトは検索クエリとは異なる
「メールの文章を作成して」「この文章を要約して」「猫の画像を生成して」など、新しいコンテンツの生成や既存情報の加工を目的とするプロンプトは、基本的に検索クエリではありません。
検索クエリは情報を検索するための入力であるのに対し、生成用のプロンプトはAIへ実行してほしい作業や出力条件を伝える指示です。ただし、生成に必要な最新情報をAIがWebから取得する場合は、1つのプロンプトの中で検索と生成の両方が行われます。
AI検索の普及で検索クエリが長文化・会話化している
従来の検索では「SEO ツール おすすめ」のように、複数の単語を組み合わせる方法が一般的でした。AI検索では「初心者でも使いやすく、月額1万円以内のSEOツールを比較して」のような、条件を含む文章でも検索できます。
さらに、回答を受けて追加の質問を重ねられるため、検索は一度で完結するものから、AIとの会話を通じて情報を絞り込む形へ変化しています。Googleも、AI検索では複雑な質問や継続的な追加質問が可能だと説明しています。
AIとの対話を前提とした検索の仕組みや、AI検索の普及によってSEOに求められる対策がどのように変わるのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
GoogleのAIモード(AI Mode)対策方法は?SEOはどうなる?
AI時代に検索クエリはどう変わる?

AI検索の普及により、検索クエリは短い語句から、背景や条件を含む会話形式の質問へ変化しています。ただし、生成AIへの入力すべてが検索クエリになるわけではありません。情報探索を目的とする入力に限って、検索クエリの一種と捉えるのが適切です。
短いキーワードから会話形式の質問へ変化している
従来の検索では、「SEOツール おすすめ」のように、調べたい内容を短い語句へ置き換えて入力する方法が一般的でした。
ChatGPTやPerplexity、Google AI Modeなどでは、「初心者向けで月額1万円以内のSEOツールを比較して」のように、質問や条件を自然な文章で伝えられます。さらに、回答を受けて追加質問を重ねながら、必要な情報を絞り込める点も大きな変化です。
1つの質問が複数の検索クエリへ分解される
AI検索では、ユーザーが入力した質問を複数のサブトピックや検索クエリへ分解して、情報を収集する場合があります。この仕組みが「クエリファンアウト」です。
たとえば、「初心者向けのSEOツールを比較して」と入力すると、AIが料金、機能、使いやすさ、無料体験などのクエリへ展開します。ユーザーが1回質問するだけで、従来なら複数回必要だった検索をAIがまとめて実行する点が特徴です。
検索クエリにはユーザーの背景や条件まで含まれる
AI検索では、知りたい内容だけでなく、ユーザー自身の状況を検索クエリへ含めやすくなります。
- ユーザーの属性や立場
- 現在抱えている課題
- 商品やサービスを選ぶ条件
- 過去に試した方法
- 希望する回答形式
同じ商品を探していても、予算や利用目的、経験によって適切な回答は異なります。そのため、単一キーワードだけを対策するのではなく、異なる背景や条件を持つユーザーの疑問へ答えるコンテンツが重要になります。
検索クエリは企業から見えにくくなる可能性がある
Google Search ConsoleではGoogle検索経由のクエリを確認できますが、生成AIへ入力されたプロンプトの全文を、サイト運営者が把握できるとは限りません。そのため、以下の情報も組み合わせてニーズを推測する必要があります。
- 顧客から寄せられる質問
- 商談や問い合わせの内容
- SNSや口コミの投稿
- サジェストや関連検索
- 生成AIが提示する追加質問
- 自社サイトへのAI経由の流入
実測できる検索クエリだけに頼らず、顧客接点で得られる情報まで分析することが大切です。
ターゲットとするキーワード、プロンプトを探索する方法
ターゲットとするキーワード、プロンプトを探索するために参考にしたいのが、検索窓へ語句を入力した際に表示されるサジェストキーワードです。サジェストキーワードをもとに、検索ボリュームも踏まえてキーワード、プロンプトを探索できるツールとして、リテラ(BringRitera)があります。



リテラ(BringRitera)では、サジェストをもとにした検索クエリの探索や検索意図の分類、検索順位の計測などが可能です。既存記事で不足しているクエリの発見や、新規コンテンツの企画に活用できます。リテラの検索クリエの調べ方については「検索クエリ探索結果の見方」を参考にしてください。
他にもありますので、詳しくは次の記事を参照ください。
サジェストキーワードの調べ方をわかりやすく解説|おすすめの調査ツールも紹介
有料のSEOツールを使うと、検索クエリの発見や検索ボリューム、検索順位、競合状況などをまとめて分析できます。ただし、自社サイトへ実際に流入したクエリを確認する基本ツールは次の章で紹介するGoogle Search Consoleです。有料ツールは、Search Consoleのデータを補完する目的で活用しましょう。
自社サイトに流入した検索クエリの調べ方

自社サイトに流入した検索クエリは、広告の管理画面やGoogle Search Consoleなどで確認できます。ツールによって対象となる検索エンジンや流入経路が異なるため、以下のように使い分けましょう。
| 調査方法 | 確認できる検索クエリ |
|---|---|
| Google 広告 | Google広告の表示やクリックにつながった検索語句 |
| Yahoo!広告 | Yahoo!広告の表示やクリックにつながった検索クエリ |
| Google Search Console | Googleの自然検索で表示・クリックされたクエリ |
| Google Analytics | Search Consoleと連携したGoogle自然検索のクエリ |
| 有料ツール | 関連クエリや検索順位、検索意図などの分析データ |
Google広告

Google 広告では、ユーザーが実際に入力した検索クエリを「検索語句」と呼びます。左側のメニューから「キャンペーン」→「分析情報とレポート」→「検索語句」の順に選択すると、広告表示につながった検索語句を確認できます。
自社サイトへの流入が発生した検索語句へ絞る場合は、クリック数が1回以上の条件を設定しましょう。クリック数やコンバージョン数を確認し、成果につながる語句はキーワードや広告文へ反映します。関連性の低い語句は、除外キーワードへの追加を検討してください。検索語句はExcel形式でもダウンロードできます。
Yahoo!広告

Yahoo!広告では、ユーザーが実際に入力した検索クエリを「検索クエリー」と呼びます。広告管理ツールから「キーワード」→「検索クエリー」の順に選択すると、広告表示につながった検索クエリーを一覧で確認できます。
自社サイトへ流入したクエリーを調べる場合は、クリック数が1回以上のものを確認しましょう。クリック数やコンバージョン数を分析すれば、キーワードの追加や除外、広告文の改善に活用できます。検索クエリーのデータはExcel形式でダウンロードすることも可能です。
Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Consoleでは、「検索パフォーマンス」から「検索結果」を開き、表の「クエリ」タブを選択します。Google自然検索におけるクエリごとのクリック数、表示回数、クリック率、平均掲載順位を確認できます。Google Search Console
ページを指定してからクエリを確認すると、どの検索クエリが特定の記事への流入につながっているか分析できます。ただし、プライバシー保護のため、一部の検索クエリは表示されません。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analytics単体では、Google自然検索の詳しい検索クエリを確認できません。Google Search ConsoleとGA4を連携すると、「レポート」→「Search Console」→「クエリ」から検索クエリとクリック数、表示回数などを確認できます。Google Analyticsヘルプ
「Search Console」がメニューに表示されない場合は、「ライブラリ」からSearch Consoleのレポートコレクションを公開する必要があります。詳しいクエリ分析は、Google Search Consoleを使用するほうがわかりやすいでしょう。
検索クエリをSEOやコンテンツ制作に活用する方法

検索クエリを分析すると、ユーザーの検索意図や新たなニーズ、既存ページの改善点を把握できます。取得したデータを確認するだけで終わらせず、記事の企画や構成・タイトル・本文への反映が欠かせません。
ここでは、従来のSEOに加え、AIO・LLMOも意識した活用方法を解説します。
検索クエリからユーザーの検索意図を読み取る
検索クエリに含まれる言葉の組み合わせから、ユーザーの目的や悩みを分析します。同じ「SEO」を含む場合でも、組み合わせる言葉によって求める情報は異なります。
| 検索クエリ | 想定される検索意図 |
|---|---|
| SEOとは | SEOの基礎を知りたい |
| SEO会社 おすすめ | 依頼先を比較したい |
| SEO会社 費用 | 依頼に必要な予算を知りたい |
| SEO会社 選び方 | 選定基準を知りたい |
実際の検索結果に表示されるページの種類や内容も確認すると、Googleがそのクエリをどのように解釈しているかを判断しやすくなるでしょう。
検索意図については、以下の記事でさらにわかりやすく解説しているので、あわせてご覧ください。
想定外の検索クエリから新しいニーズを発見する
Google Search Consoleを確認すると、記事作成時には想定していなかった検索クエリで表示・クリックされている場合があります。こうしたクエリは、新たなユーザーニーズを発見する手がかりになります。
既存記事のテーマと関連性が高ければ、見出しやFAQとして情報を追加します。検索意図が大きく異なる場合は、新しい記事として作成しましょう。ただし、表示されたクエリをすべて追加するのではなく、自社サイトの目的や読者との関連性のチェックが欠かせません。
表示回数が多くクリック率の低いページを改善する
表示回数が多い一方でクリック率が低い場合は、検索クエリとタイトル、ディスクリプション、ページ内容が合っているか確認することが大切です。ユーザーが求める情報が検索結果上で伝わっていない可能性があります。
ただし、クリック率は検索順位や広告、強調スニペットなどの表示状況によっても変わります。クリック率だけで問題を判断せず、掲載順位や期間、デバイスなどの条件もあわせて分析したうえで改善していきましょう。
関連する検索クエリをトピック単位で整理する
意味や検索意図が近い検索クエリは、トピック単位でまとめることで、1つのページに必要な情報を整理しやすくなります。たとえば、「SEO会社 選び方」と「SEO会社 選定ポイント」は、同じページで扱える可能性があります。
一方、「SEO会社 費用」と「SEO会社 求人」のように検索目的が異なる場合は、別ページへ分けたほうが自然です。語句の一致だけでなく、ユーザーが最終的に知りたい内容を基準に判断しましょう。
AIに引用・参照されやすい回答を用意する
AI検索では、質問形式や会話形式のクエリに対して、複数のWebページから情報を集めて回答を生成します。そのため、見出しを質問に対応させ、直後に結論を簡潔に示すなど、回答部分を明確にすることが欠かせません。
根拠となるデータや具体例、一次情報も加えることで、ユーザーとAIの双方が内容を理解しやすくなります。こうした設計は、従来のSEOだけでなく、AI Overviewsへの対応やLLMOにもつながります。
AIに引用・参照されやすいコンテンツの特徴や、SEOとあわせて取り組みたい具体的な対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
検索クエリを分析するときの注意点

検索クエリは、検索ニーズやコンテンツの改善点を把握するために役立ちます。ただし、検索ボリュームなどの数値だけで判断すると、ユーザーが求める情報とずれる可能性があります。
検索意図や既存ページとの重複、検索結果の変化も確認し、複数の情報を組み合わせて分析することが大切です。
検索ボリュームだけで判断しない
検索ボリュームが多いクエリでも、競合性が高かったり、自社の商品・サービスとの関連性が低かったりする場合があります。反対に、検索回数が少なくても、悩みや条件が具体的なクエリは、問い合わせや購入につながる可能性があります。
検索ボリュームだけで優先順位を決めず、検索意図、自社との関連性、競合性、コンバージョンへの近さなどを総合的に確認しましょう。
検索ボリュームの調べ方や数値を見る際のポイント、キーワード選定への活用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
検索ボリュームの調べ方完全ガイド|おすすめツールやキーワード選定の方法を解説
似た検索クエリを別々のページで対策しすぎない
表現が異なっていても検索意図が近いクエリを別々のページで対策すると、内容が重複し、自社ページ同士が検索評価を競うカニバリゼーションが起こる可能性があります。
たとえば、「SEO会社 選び方」と「SEO会社 選定ポイント」は、1つの記事にまとめられる場合があります。検索結果に表示されるページやユーザーが求める情報を比較し、同じ意図なら統合し、異なる意図ならページを分けましょう。
検索クエリと検索意図の変化を定期的に確認する
検索クエリや検索意図は、社会情勢やトレンド、新しいサービスの登場などによって変化します。同じクエリでも、以前とは異なる種類のページが上位へ表示されることがあります。
さらに、AI OverviewsやAI Modeなどの普及により、検索結果の構成やユーザーの情報収集方法も変化しています。Search Consoleのデータや実際の検索結果を定期的に確認し、必要に応じて見出しや本文、回答形式を更新することが大切です。
AI Overviewsの登場によって変化した検索結果の特徴や、従来のSEOとあわせて取り組みたい対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
検索クエリに関するよくある質問

検索クエリについてよくある質問に回答します。長い文章やChatGPTへ入力するプロンプトの扱い、実際の検索クエリを確認する方法を簡潔に解説します。
長い文章も検索クエリに含まれる?
長い文章も、検索エンジンへ入力して情報を探すものであれば検索クエリに含まれます。検索クエリは「SEO 対策」のような短い語句だけではありません。
「初心者がSEO対策を始めるには何をすればよい?」といった質問文や会話形式の文章も該当します。AI検索や音声検索の普及により、背景や条件を含む長い検索クエリも使われるようになっています。
ChatGPTに入力する文章は検索クエリ?
情報探索を目的としてChatGPTへ入力する文章は、検索クエリとして機能する場合があります。たとえば、「2026年のSEOトレンドを調べて」は、Web上の情報を探すための入力です。
一方、「メールを書いて」「文章を要約して」など、情報の生成や加工だけを目的とする指示は検索クエリとは異なります。ChatGPTへの入力すべてが検索クエリになるわけではなく、目的や実行される処理によって判断します。
検索クエリはどこで確認できる?
自社サイトがGoogle検索で表示・クリックされた検索クエリは、Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」で確認できます。クエリごとのクリック数、表示回数、クリック率、平均掲載順位などを分析できます。
Google広告やYahoo!広告では、管理画面の検索語句レポートから、広告が表示された検索クエリを確認可能です。ただし、プライバシー保護などの理由から、すべての検索クエリが表示されるとは限りません。
まとめ
検索クエリは、ユーザーが検索エンジンへ実際に入力する語句や文章であり、ユーザーの検索意図を把握するための重要な情報です。生成AIやAI検索で情報を探すために入力するプロンプトも、広義では検索クエリの一種と捉えられます。
今後は短いキーワードだけでなく、ユーザーの背景や条件を含む会話形式の質問にも目を向ける必要があります。検索クエリを目的・背景・条件などに分解し、求められている情報を具体的に提示することで、従来のSEOに加え、AIOやLLMOにも対応したコンテンツを制作できるでしょう。